石原獣医科病院
ISHIHARA VETERINARY CLINIC

野鳥のひな・傷ついた野鳥を拾わないで

野鳥のヒナや傷ついた野鳥を拾わないで!!

毎年、春から初夏にかけては野鳥の子育てシーズンで,地面に落ちているヒナを見かけることがあります。でも、決して自宅などに持ち帰らないでください。

野鳥のヒナの多くは、羽が生えそろうとすぐに巣立ちの練習を始めます。はじめはうまく飛ぶことができず地面に落ちるものもいますが、近くに親鳥がいて見守っています。

野生動物にとって、人間が近寄ってくることは大きなストレスです。人が保護しようとしてヒナに手を出すと、親鳥にとっては「誘拐」です。地面に落ちているヒナを見つけても、その場を立ち去って下さい。

野鳥は寿命がつきる前に、他の動物に食べられたり、ケガをして命を落とすこともあります。野外で命を落とした野鳥が他の動物の餌になることで、命がつながっていきます。野生の動物は、犬や猫などのペットとは異なり、野生の中で生きていくことがストレスを感じることが少ない生き方だと言われています。できる限り手を触れずに見守りましょう。

また、野生の動物は人にも感染する病気を持っている可能性もあります。傷ついた野鳥を動かす場合は、手袋などを使いそっと近くの植え込み等に放して下さい。
人は、ヒナにエサの取り方や天敵からの身の守り方などを教えることはできません。人が飼育すると、自然の中で生きる方法を知らずに育つため、二度と自然界に戻れない鳥になってしまいます。また、勝手に野鳥を飼うことは法律で禁止されています。

岡崎市野鳥保護管理指針(岡崎市のホームページからアクセス出来ます)

 

環境省 日本鳥類保護連盟 日本野鳥の会 
NPO法人 野生動物救護獣医師協会

鳥インフルエンザについて

鳥インフルエンザウイルスの人への感染について

鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触などの特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。
野鳥など野生動物の排泄物などに触れた場合には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。しかし、野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域に運ばれるおそれがあるので、死亡した、あるいは弱っている野鳥に近づかないようにしてください。

野鳥は様々な原因で死亡します

野生の鳥は、エサがとれずに衰弱したり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。野鳥が死んでいても鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありませんが、野生の鳥や動物は、体内や羽毛などに細菌や寄生虫などの病原体がある場合がありますので、素手で触らないでください。
もし、ご自宅などにそれらが迷い込んできた場合などは、見守りしていただき、怪我や衰弱の症状があったり死亡するようなことがあれば、岡崎市環境保全課0564-23-6188に連絡してください。

当院はみなさまの小さな家族の健康をまもるホームドクターとして、人と動物に優しい医療を心がけております。

どんな小さなことでも、お気軽にご相談下さい。

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