しつけ
人の子供のしつけ方・教育論
子供への教育アプローチはさまざま・・・
子供が育つためには「厳しさ」も「優しさ」も両方必要。
本来、教育観が違うことは悩むところではなく、むしろ喜ぶべきこと。厳しさから、忍耐や辛抱を覚え、優しさから、親切や丁寧さを覚える。
子供は両方の価値観から学び、すくすく育つのではないでしょうか。
犬のしつけの変遷
90年代までの常識
犬なんて叩かなければわからない・首根っこを掴んで持ち上げる
鼻ピン、口のきわをグーパンチ・視線は外してはいけない
粗相をしたら排泄物に鼻を突っ込む・オスワリ、お手、お代わり、お預けがしつけであって、お手本は訓練所から戻ってきた犬と言われていました。
90年代に広まった常識
行動学をベースにしてしつけを考える「全ての問題行動は、犬がリーダーだと勘違いし人間を自分より下だと思っていることが原因とする考え方」が主流になり、アルファシンド口ームという概念が定着し、マズルコントロール・仰向けにする・首根っこをつかむなどのしつけがされていました。
2010年以降 科学的理論に基づくしつけ・行動分析学が導入された
最近のしつけ方法の傾向として『信頼関係の構築』が大きく謳われていています。犬のしつけにおいて 『犬は人のリーダーにはならない。問題行動をリーダー論とするのは間違え』とする考え方が主流です。「しつけと訓練は違う」リーダー論を否定するトレーナーは、良い行動をしたら褒美に餌をあたえる方法をとり、報酬回路の応用 を用いてしつけをしています。
一方で、何十年も前から行われてきたリーダー論や権勢症候群(αシンドローム)と言われる『全ての問題行動は、犬がリーダーだと勘違いし人間を自分より下だと思っていることが原因とする考え方を主張するトレナーもかなりいるのも事実です。全ての問題行動をリーダー論と結び付けるのは問題です。しかし、褒美に餌をあたえるというしつけ法は子犬時のしつけの導入部分では効果的ですが、多用すると餌がないと,言うことを聞かない犬になりがちであると主張するトレーナーもいます。また、問題行動を起こしている犬に対して、わがままな行動を助長してしまう危険性があるとの考えもあります。
しつけにはいくつもの方法論がありますし、しつけを誰がどのようにするかも多様です。また、犬種によって生み出された目的や性格が異なりますからその個体にあった「しつけ」の方法を!問題行動やしつけでお悩みの飼い主さん一緒に考えていきましょう。